骨董品買取 朝伊苑

















唐津焼 中里無庵(十二代 中里太郎右衛門)の買取



中里無庵は1895年に佐賀県唐津に生まれます。
1976年には人間国宝に認定されます。

中里無庵は天正年間に生産された古唐津の製法を研究しました。
当時は登り窯でなく半地下式の穴窯が主流でした。

轆轤は朝鮮で盛んであった蹴轆轤を用いました。
また戦後より大壺を叩き道具で成形する手法を取り入れます。
壺の内側に当て木をして、外側から叩き道具で叩くことで、叩き板の文様が写ります。

唐津焼の釉薬としては、土灰釉、藁灰釉、長石釉が主に用いられました。
美濃焼のような白の釉薬がかかることはなく、酸化炎や還元炎により青系、黄系の表情に焼き上がります。

中里無庵の作品は多岐にわたり、 絵唐津、青唐津、黒唐津、黄唐津、彫唐津(胎土が乾かない内に文様を彫る)、
朝鮮唐津、叩き唐津、粉引唐津(こひきがらつ)、三島唐津(朝鮮李朝の三島の技法を踏襲)
と多彩な作品群を誇ります。