吉田美統の九谷焼の買取
吉田美統は1932年に石川県小松市に生まれます。
2001年に「釉裏金彩」の人間国宝に認定されます。
九谷焼の窯元、錦山窯(きんざんがま)に育った吉田美統は、19才で三代目を継承します。
父の清一は赤絵金襴手を得意としました。
1971年からは三代徳田八十吉、松本佐一と共に、三人展を開きます。
1972年に加藤土師萌の遺作展にて優美な金彩に触れたことで、生涯に渡り「釉裏金彩」を追及いたします。
金箔の生産について、輪島塗などを抱える金沢は日本のほぼ全ての生産量を誇ります。
吉田美統は金箔の加工技術にこだわり、ドイツ製の医療用の鋏が金箔の切断に適しているとして用います。
また「釉裏金彩」の完成までに五回の窯入れを行います。
まずは850度と1300度にて二度焼成いたします。
上絵具をして850度にて三度目の窯入れをします。
下絵を写して金箔を貼り、700度の低温にて四度目を行います。
最後に透明釉を塗り800度で五度目の窯入れをして完成です。